フジロックでは小さい折りたたみのイスを使っている私ですが、会場で座り心地の良さそうなイスを見るたびに「いいな〜」と思っています。
最近はヘリノックスが流行りでよく見ますが、高いのでイマイチ手が出ない。
でも、
「類似品でも十分じゃね?」
と思ったんですね。
そんな類似品を「パチノックス」なんて呼ばれているらしいですけど、amazonで検索して良さげなパチノックスを見つけました。
【注意!】
フジロックではヘリノックスなどの組み立て式アウトドアチェアは禁止となりました。
ブルーシート他、利用人数に見合わないスペースを要する敷物や組立式アウトドアチェアの場内への持ち込みは禁止です。
購入は自由ですがヘリノックス系のイスはフジロック会場へ持ち込まないで下さい。スタッフから「退場」と言われても知りませんよ?
ここ数年、このイスを頭に乗せたり背中に背負ったりして移動するフジロッカーが非常に多く、イスの足が後ろにいる人の顔や目にあたりそうでとても危険でした。
せっかくの良いものがちょっとしたマナー不足のために禁止されてしまうのは残念ですが、これも仕方のないことかもしれません。
フジロックへ行く前にもう一度マナーについて考えておきましょう。
これからイスを購入するという方は↓を参考にしてください。
Contents
パチノックス「Linkax コンパクトチェア」を買ってみた
類似品はよく見るので自分の中で条件として、
- 安い
- 軽い
の2点を中心に探しました。
その中で手頃な値段とレビューの多さを参考にして選んだのが、Linkaxのコンパクトチェアです。
類似品でも微妙な値段の差で耐荷重とか変わってきますけど、私は痩せ型なので大抵のイスなら問題ありません。
ちなみにヘリノックスはこちら。
そして驚きの軽さを誇るヘリノックスのチェアゼロ。
Linkaxのコンパクトチェアを、ヘリノックスと比較してみた
※値段はamazon価格です。
※私が購入した時の価格なので多少変動するかもしれません。
LInkaxコンパクトチェア | ヘリノックス チェアワン | ヘリノックス チェアゼロ | |
値段 | ¥2,899 | ¥11,178 | ¥12,960 |
重量 | 889g | 890g | 540g |
【重量】
チェアゼロはぶっちぎりで軽いですね。
ペットボトルと同じくらいの重量なので、さすがにかないません。
しかしチェアワンの方はLinkaxのコンパクトチェアとほぼ変わりません。
【値段】
Linkaxのコンパクトチェアはヘリノックスの約1/4くらいですね。
チェアゼロはかなり軽いので高額なのは納得できますが、チェアワンも十分軽い方だけどLinkaxのコンパクトチェアとほぼ同じ重量です。
チェアワンとほぼ同じ重量で値段が約1/4のLinkaxのコンパクトチェアなら、後者の方がお得かもしれません。
組み立ててみた
開封前
中身
骨組みと座面になるカバーが入っています。
組み立て
骨組みはバラバラではなく、くっついているのでどっかに失くすということもないです。
穴にスポスポ入れていけばすぐ組み立てられます。
ケースは骨組みに付けておけます。
カバーを被せる
骨組みを組み立てたらあとはカバーをかけるだけですが、初めてだとちょっとだけ面倒かも。でもすぐできます。
やりづらかったら画像のように逆さまにしてグッと入れたら入ります。
というわけで完成
所要時間 51秒
解体所要時間 57秒
不器用な私でもこの程度で完成させられたので、慣れたらもっと手早く組み立てられるでしょうね。
ヘリノックス自体は使ったことがないから分かりませんけど、たぶん組み立てはそんなに大差無いと思います。
本家ヘリノックスよりは耐久性とか違うのかもしれませんが、
- ブランドにこだわりが無い
- フジロックでしか使う用事が無い
というのであれば、Linkaxのコンパクトチェアで十分ではないでしょうか?
使ってみた感想
【メリット】
- やっぱりいつものコンパクトスツールより座り心地がいい!
【デメリット】
- 折りたたみ式より組み立て、解体に少〜しだけ時間がかかる(大したことないですけどね)
私がフジロックでいつも使っているのはこちら、
コールマンのコンパクトスツールです。
コンパクトスツールの良いところは、開けば完成というところです。
しまうときは閉じればいいだけなので非常に手間がありません。
それに比べたらどうしても組み立ててカバーを掛けて、解体はその逆を、というのは少しだけ手間がかかると言わざるを得ません。
なので、
「思った以上に座り心地いい!でも移動するときにちょっとだけめんどいかもなー」
というのが正直な感想ですかね。
だから移動するときに解体するのが面倒だからそのまま持ち運びたくなる気持ちは分かりますね〜。
でもそれをやると会場のスタッフから「イスは畳んでくださーい」と言われるのでダメですけど。
でもゆっくりと鑑賞する時や休憩する時は、背もたれのあるそこそこの大きさのイスの方がいいですね。
それは実際に組み立てて座ってみて痛感しました。
フジロックの会場でいつでもパワーがみなぎっているとは限りませんから、休めるときはなるべく楽になれる方がいいですね。
こっちと
こっち。
どっちが楽かは一目瞭然ですよね。
おまけ:イスの各タイプの特徴を簡単に表にしてみた
パチノックス | 折りたたみチェア(大) | コンパクトチェア | |
値段 | お手頃 (ヘリノックスは高い) | そんなに高くない (¥2,000〜¥3,000くらい) | 安い |
重量 | 軽め (1kg前後) | 重い (3kg前後) | 軽い (300g前後) |
座り心地 | 良い | 最高! | とりあえず |
組み立て時間 | 約60秒 | 約5〜10秒 | 約5秒 |
自分がどう動くかでイスを選ぶのがいいかもしれません。
移動が多くなりそうなら身軽な方がいいのでコンパクトタイプを。
「とりあえず」ってな感じですが、無いより全然マシです。(パチノックスも軽いので動きやすいと思いますけどね)
ある程度のんびりやりたいのであれば、パチノックスや折りたたみチェア(大)でもいいと思います。
ヘリノックスの類似品を買ってみた、のまとめ
- 本家ヘリノックスでなくてもフジロックだけで使うなら類似品で十分
- 「折りたたみ式」を使っていた人からすると、「組み立て式」はちょっとだけ面倒かも
- 移動が多そうであれば、コンパクトタイプの方がいいかも
- のんびりやる、体をしっかり休めたいならパチノックスの安いのがオススメ
さて、これを書いているのはまだフジロック前なんですよね。
というわけでフジロックに行ったら改めて感想を書こうと思いますので、しばしお待ちを・・・。
追記 実際にフジロックで使ってみた感想
・座ってのんびりジョニーマーを見ていたらトンボが止まりました
さて、2018年のフジロックで実際に使ってみましたが・・・。
やっぱり快適ですね!
特に背もたれがあるってのがいいなーと思いました。
いつものコンパクトスツールも持っていって使ってみましたが、姿勢によっては肩が凝ったりするんですよ。(私は姿勢が悪いもので・・・)
でも背もたれがあると楽な姿勢を取れるので思った以上に快適でした。
組み立て、解体に時間がかかるかもなーと思っていましたが、案外ストレス無くできましたね。
慣れたらどちらも簡単にできますし、組み立てたまま移動するってのも意外と面倒くさいんじゃないかなーとも思いました。
ただし、雨が降っていると解体はちょっと面倒かもしれません。
私は解体するときに
- 地面にシートを敷いてから一回折る
- その上に畳んだ骨組みを置いてくるくる巻く
- 収納袋に入れる
という順番でしまうんですけど、その際シートが濡れたり泥で汚れたりする可能性が高いです。(特に2018年の2日目は雨も風もすごかったので・・・)
なので立ちながら畳んで収納するこのもやってみましたが、ちょっと手間取ります。
でも、これもやってるうちに上手くできるようになる気がします。
人によっては相変わらず組み立てたまま移動してる人もいました。(頭の上にかぶるように乗せたり背負ったり)
また、少し気を使ってなのか、足部分だけ畳んで持ち歩いている人もいました。
いずれにしろ基本的には畳んで移動するものなので、マナーは守るようにしましょうね。