「フジロック=雨が降るイベント」なので雨具の準備は必須な訳ですが、アウトドアブランドのゴアテックスの雨具は値段が高いです。
なのでなかなか買うのをためらう方もいると思います。
基本的には雨具にはケチらない方がいいのですが、
- 参加日数が少ない
- だからといって百均のビニールの雨合羽だと心もとない
- 自分が行く日は雨が降らないかもしれないけど用意するべきか
等々、いろんな理由もあるかと思うのでこの辺は結構悩みどころなのですが、とりあえず雨具は絶対用意した方が良いです。
とはいえ準備するならなるべく金額を抑えたいしそれなりのモノがいいという気持ちもわかります。
というわけで私のモンベルの雨具(ゴアテックス)があまり雨を弾かなくなってきたので、せっかくだからワークマンで雨具を買ってみました。
結論から言うと、マジでオススメです!
Contents
フジロック用にワークマンで雨具(R-006)を買ってみた
今回購入したのはこちら。
【R-006 透湿レインスーツSTRETCH/¥4,900】
カラーバリエーションは、
- ライムイエロー
- ダークチャコール
- バーガンディレッド
- カーキ
- 迷彩グレー
どの色にしようか迷ったんですけど、なぜか
「ちょっとイアン・ブラウンぽいかも?」
と思って(勘違いして)迷彩柄にしてみました。
身長169cm、体重54kgの私はMサイズを購入しました。
なお、迷彩グレーとカーキにはSサイズが無いようです。
※追記 2021年11月3日
- バーガンディレッド(S・M・3L)
- ライムイエロー(LL)
の2つはオンライストアでの販売が終了しています。
迷彩グレーも販売終了しているようです。
R-006のスペック
- 素材・・・ポリエステル100%(ポリウレタンラミネート)
- 耐水圧・・・10,000mm
- 透湿度・・・5,000g/㎡ 24h
- 重量・・・520g
- 収納袋・・・縦22cm×直径13cm
耐水圧10,000mm、透湿度5,000g/m24hもあれば雨が降っても十分な気がしますね。
耐水圧等の見方はこちらに載せています。
なお、R-006は「Field Core」というラインで、
近年流行している「アウトドアブランドをカジュアルとして着る」というお客様のニーズを取り込み、市場よりも遥かに安い価格で展開した高品質・高機能・カラフルで、よりデザイン性を重視したブランドです。
とのこと。
確かにせっかく雨具を買うのであればフジロック専用というよりは普通に生活している中でも使える方がいいんですよね。
好みはあるかもしれませんがデザイン性も問題ないと思いますよ。
R-006を着てみた
・天気のいい日に雨具を装着という矛盾
身長169cm、体重54kgでMサイズでちょうどいいですね。
こちらの商品は「FIT STYLE(細身シルエット)」となっております。
※本製品はストレッチ素材を使用し、 体にフィットする仕様になっていますので、 他の製品より若干小さく感じる事がありますが、ご了承下さい。
と書いてありますが、特に窮屈になることもなく着心地はなかなか快適です。
体をねじっても、
足をあげても動きやすいです。
さすがストレッチ素材を使っているだけありますね。
ちなみに上着の裾は背中側が少し長めに作られているんですね。
これだとしゃがんだり座ったりしたときでも背中が出ないのでより濡れづらい作りになっています。
フードも邪魔ならクルクルと畳んでマジックテープで止めることができます。
R-006を着て濡れてみた
本当は土砂降りの中で着用してどれだけのものかを試したかったんですけど、タイミングよく雨が降るなんてこともなかなか無くて。
というわけで、
着たままシャワーを浴びてみました。
10分くらい浴びてましたけど、気持ちいいくらい水を弾いてくれます。
当然浸水することもありません。
なんで10分かというと、じっとしているのも退屈だし小一時間も浴びていたら家計に響くかもしれないので・・・。
もちろん実際にフジロックで雨に降られるときはきっちり10分で雨が止むなんてことはないと思います。
雨量も強くなったり弱くなったりと一定量が決まっているわけでもありません。
でも着たまま水を浴びた感じではこれで十分いけると思います。
追記 実際に雨の中で濡れてみた
休日に雨が降ったので実際にR-006を着て雨の中を佇んでみました。
当日の雨量・・・中雨くらい
小一時間くらい公園内をプラプラしていましたけど、余裕ですね。
全然濡れる心配がないので風邪をひく心配すら頭の中に出てきません。
・キレイに雨を弾いてくれます
蒸れの心配もほとんど無いですね。
というかゴアテックスでも完璧にサラッサラでいられるわけではないし、フジロックは夏なので雨具を着て入れば多少は蒸し暑さは感じると思います。
そこを含めても透湿性が高いので大丈夫でしょう。
濡れないので休憩がてらじっとしていても大丈夫。
雨の中でも余裕で休憩できます。
難点があるとすれば、
雨が降ってきた!→細身だからズボンを履くのにちょっと時間がかかるかも
ですね。
靴を履いたままサッとズボンも履きたいところですが、それはちょっと難しいかも?
R-006を着てみた感想
デザインも実力も申し分ないし、これが¥4,900ってかなりお買い得です!
私が買いに行ったときは赤が売り切れていたので、結構人気商品なんだと思います。
ワークマンのサイトでも「カッパ売り上げランキング1位」と書いてあるのも納得です。
その上であえてデメリットをあげるとすれば、ズボンの裾にファスナーがあれば良かったと思います。
フジロックで雨が降ったら素早く雨具を着たいもんです。
「追記 実際に雨の中で濡れてみた」にも書きましたが、長靴やトレッキングシューズを履いていると、そのままズボンを履くには裾が少し狭いのでちょっともたつくかもしれません。
そのためにもズボンの裾にファスナーがあればスムーズに履けるので、そうだったらフジロック用としては完璧だったかもしれません。
追記:実際にフジロックで着てみました
さて、2018年のフジロックでも雨が降ったので着てみましたが・・・。
さすがに台風並みの暴風雨ではちょっとキツかったです。というかあのレベルだと流石にしょうがない。
台風12号がそれたので一安心、と思ったんですけど直撃ではなくてもやっぱり台風の影響は出まくりました・・・。
でも次の日も雨が降ったり止んだりしていましたが、普通の雨くらいなら全く問題ありませんでしたね。
私が初めてフジロックに行った2008年時も急な豪雨に降られましたが、
- 豪雨が降り続いているわけではない
- ゴアテックス(新品)だった
という2つのポイントで当時は大丈夫でした。
ただし、フジロックは毎年台風並みの豪雨が降るわけでもありません。
今後「フジロックに毎年行く!」というのであればゴアテックス製のレインウェアを買うのもアリでしょう。
しかし初期投資をなるべく安くしたいのであればこちらの商品は本当にオススメですよ。
2018年のフジロックでもこちらのR-006を着ている人をよく見かけましたからね。
ちなみに雨に降られたらテントに戻ったらハンガーで干すことをオススメします。(ゴアテックスかどうかに関わらず)
乾かしておかないと次の日も雨だとテントから出るのが億劫になりますよ。
ワークマンで雨具(R-006)を買ってみたのまとめ
- アウトドアブランドの雨具と比べて圧倒的に安い!(1/2〜1/3くらい)
- ちゃんと水も弾く
- ストレッチ性があるので細身でも動きやすい
- 長靴、トレッキングシューズを履いたままだとズボンはちょっと履きづらいかも?
- 上着は普段着としても着れるデザイン
- 便利な収納袋付き
- でも台風並みの暴風雨だとやっぱりキツイ
冒頭でも書きましたが、これマジでオススメです!
というかワークマン自体がオススメですね。
「ワークマン?作業着屋でしょ?」
と思うなかれ、かなり侮れないですよ。
私が買ったR-006以外でも耐水圧10,000mmで十分雨を弾きそうな雨具もありますし、ワークマンは意外なほどにアリです。
R-006以上のスペックだとR-600というモデルで
- 耐水圧・・・10,000mm
- 透湿度・・・8,000g/㎡ 24h
と、透湿度がさらに上のモデルもあります。(しかもお値段は同じ¥4,900!)
いや〜ワークマンがこんなポテンシャルを秘めてるなんて知らなかったな。
もちろんゴアテックス製ほどじゃないかもしれないし、台風並みの暴風雨はキツかったんですが、
- 初期投資として金額を抑えたい
- なるべくなら普段着使いもできる方がいい
- 「ちゃんと水を弾くモノ」であってほしい
ということを考えている人にはピッタリではないでしょうか。
人気商品なので売り切れ必至ですね。
もし雨具を用意していなくて気になった、というのであれば早めに買った方がいいですよ!
とりあえず安くてそれなりの雨具をお求めの方はレインウェア・カッパ・ヤッケのページは要チェックしておきましょう。
他にも撥水デイバッグは20Lの容量で1,900円とかなり安いのでフジロック用のカバンを探している人ならいいと思います。
このように、ワークマンを掘り下げているとフジロックで必要そうなものが結構揃います。しかもお安く。
あちこち巡って揃えるよりもワークマンで揃えた方が安上がりかもしれません。
「もうちょっとおしゃれをしたい」
というのであればお金をかけるのもいいですけど実用的な面を重視するなら本気でワークマンをオススメしますよ!
ところで余談なんですけどね。
FUJIROCKERS.ORGに金六イレブンの社長、師田冨士男(もろた ふじお)さんのインタビューが載っているんです。(オアシスのもち豚や雪ささの湯の経営、前夜祭の盆踊りで太鼓を叩いたりと、フジロックとは何かとゆかりの深い方です。)
この写真の師田冨士夫さんもワークマン製ぽいジャケットを着ていますね。
フジロックの関係者も着ているならなんとなく信頼性がありませんか?
インタビュー記事としても中々面白いので是非読んでみてください。
フジロック 苗場20th特別インタビュー「フジロックと苗場を繋ぐ人」師田冨士男さん編