不本意だけど、今年のフジロックも行かないことにしましてね。
もちろんチケットというかリストバンドは先行で購入済みでしたし行く気満々だったのですが、7月からのコロナ第7波到来ですよ。余計なことしくさりよってからに。
自分が感染したとか濃厚接触者になったとかではないんですが、いろ〜んな状況&影響を熟慮した結果苦渋の決断をしたというわけです。とほほ。
去年のレポは上げてないけど今年もリモートフジロック開催です。
Contents
フジロック前
未だコロナは収束せずということで早割のチケットを買うかは悩みどころ。
いつもは通常販売で買っていたけど、早く買うのはお得なので先行予約が出てからぴあで購入。
登録情報で住所を間違えたけど無事届きました。
開催1週間前まで
- 足りないものを購入(モバイルバッテリー、靴下、パンツなど)
- 週末早朝ジョギング中に気になってるアーティストを試聴
- 上野のカプセルホテルを予約
- たまたま見かけたガチャガチャでミニチュアのランタンをゲット(意外と使えそう)
- テントを張る練習(シームテープがボロボロで不安)
- グランドシートがなぜか無いので購入
こんな感じですか。
7/17(日)の時点で「これはダメかも分からんね」と思っていたんですが、7/23(土)まで粘ってだいぶ悩んで悩んで悩んだ結果、断念。
とりあえず「こんちくしょう」ってな気分になったので飲みに行きました。こんな時は酒ですよ。ついでにカプセルホテルもキャンセル。
そしてツイッターにて「リストバンドを譲ります」とツイート。無事買い手がついて無駄にならずにホッとする。
フジロック初日
この日は仕事なので昼休みや休憩中、そして帰りと時間を見つけてちょこちょこ視聴してました。
踊ってばかりの国
前知識はほとんどなかったけど結構良かった。Voの人、ところどころ墨が入っているんだ。へー。
裏のNo Busesもちょっと見てたけど踊ってばかりの国の方が好みだったのでこっちを見てた。
Awich
これもほぼ前知識無し。沖縄出身のフィーメールラッパー。帰りの車の中で流して信号で止まるたびにチラチラと見てました。
結構ライムがエロかったりしてドキドキしちゃうんですけど、それを差っ引いてもかっこいい。
途中で娘さんとステージで共演したりと、ラッパーというかヒップホップの人たちはゲストが多いなぁと思う。
しかも今日渋谷でライブがあるのに駆けつけてくれたゲストもいて、ヒップホップって情に厚い人も多いよね。そういうの、なんかいいね。
HIATUS KAIYOTE
まっすぐ家に帰る気分ではなかったので近所のバーでハイネケンを飲みながら視聴。
といっても飲みながら見てるしお店で音を大きく流すわけにもいかないのでほぼ映像を見てた感じですかね。
Voの人のギターがランディローズVを使っていることに「おぉ!」と思ってしまう。(私は元メタル好き)
そしてこの人は近所の飲み屋で見るおばちゃんにも似ている。その辺が気になってしまった。
JONAS BLUE
DJの演奏はあまり興味が無いというのが本音ですが、やろうと思えばライブ中ずっと音を途切れさすことが無いのはすごい強みだよねと思う。
あ、Be:Firstだ。でもこの辺もあまり興味無いのでとりあえず流してチラチラ見てただけです。
その後リピートでまた踊ってばかりの国を見たり、KIKAGAKUMOYOを見たり。
フジロック2日目
毎週土曜に体力づくりで早朝ジョギングをしています。フジロックには行けなかったけど腐らずこの日も走る。
そして帰りにコンビニでハイネケンを購入。この土日はたとえ現地にいなくてもフジロック気分を味わいたいのです。
Bloodywood
開催前から気になっていたインドメタル。現地にいたら朝一でサイレントブリーズに行ってたかもだから配信だからこそ見れました。
インド音階をミックスしてこんなに楽しめるとは思わなかった。お客さんもめちゃ盛り上がっていてとても羨ましい。
そういやステージにアンプ類が置いていなかったな。裏に置いてるのかラインで直で流してるのか。その辺よくわからんけどとにかく楽しめた。
崎山蒼志
この人も気になっていた。何となくアコギ弾き語りスタイルで行くのかと思ったらギターを置いて歌に専念したりエレキも弾いたりと思っていた以上に音楽性が広いのね。
崎山蒼志本人も良かったけど、バックでベースを弾いてる人が実に上手い。音が聴きやすいし技術も抜群。
ストラップが途中で外れて本人は「2年連続でフジロックでストラップが取れるのは何かの呪いか?」とツイートしいたのが印象的。有島コレスケさんというらしい。なるほどなるほど。
FIRE EX.
台湾パンク。
台湾の音楽事情はよく知らないけど、日本の2000年代くらいのパンクが好きな人ならこういうの絶対好きでしょう。
日本語の曲もあるんだ、へー、という学びもありつつ、途中でBRAHMANのTOSHI-LOWも呼んで盛り上がっていた。
あぁ楽しそう。でも家で飲むハイネケンも美味いね。現地で飲みたいけどさ。
ORANGE RANGE
ちゃんと見るのは初めて。サマソニに出た時2chでだいぶ叩かれていた印象が強いけど、実際に見てみたらかっこいいし盛り上がる。
ここでORANGE RANGEを入れるのはどうなの?と思ったけど実際に見てみたら実に上手いブッキングだなぁと思いました。
沖縄の人たちは自分たちのルーツというかそういうのが体に染み付いていて、それを自然に音楽にも出しているところがなんとなく羨ましい。
その後T字路’sを見て忌野清志郎のスローバラードを飲みながらみて、折坂悠太をまったり見る。
GRAPEVINEを見るつもりがSNAIL MAILがoasisのTシャツを着ているので何となくそちらへシフト。
Kyoto Jazz Sextet feat.森山威男
今年のベストアクトその1。
本当はスカパラを見ようと思っていたけど、3チャンネル同時視聴しているときに横目で見た森山威男さんのドラムの叩きっぷりが素晴らしくてこちらへシフト。
正直ジャズは詳しくないけど、前回フジロックで見た時もすごく良かったし今回も素晴らしい。
まったりしたジャズよりも攻撃的で音と音の激論みたいなジャズが好きなのでこっちにして本当に良かった。
「やっぱりロックとジャズは野外に限ります」
最後のこの森山威男さんの一言がさらに最高。
Dinosaur Jr.
現地でJ マスキスの轟音ギターに溺れたかった。2曲目にWagonをやってPCの前でさらに盛り上がる。うおおー。
途中でギターとベースを変えてルウが歌う曲もあるのか。知らんかった。そしてJはVoxのボディにテレキャスのネックをつけた変なギターも弾いてる。なんだこのギターは。
ドラム、ベースのエモい演奏を横にだるそうに淡々と、でもギター弾きまくりなJとのギャップも最高。
そういやサマソニで見た時はルウのベースアンプが調子悪くて機嫌悪かったなぁ。「俺のベース聴こえてるか!?」ってな感じでね。懐かしい。
というわけで買ったハイネケン3本+麒麟の黒ビール1本で今日は終了。
明日のハイネケンが無いので途中でスーパーへ行って買ってきました。
・ハイネケン3、一番搾り黒
あと2、3本あっても良かったか。
フジロック3日目
さて3日目ともなると気持ちに余裕も出てきてのんびりやろうかね〜みたいな気持ちになってくる。
3日間気合い入れっぱなしってのもいいけど適度に力を抜いて楽しむのもいいもんですよ。おっさんだしね。
JAPANESE BREAKFAST
事前に音源を聴いたりコーチェラの配信で見て気になっていた人。
前半から聴きたい曲を連発して盛り上がる。そして腕のタトゥーと胸のワンちゃんのギャップがなんというか、可愛すぎでしょう。
後半でクランベリーズのDreamsのカバーをしたと思ったら後ろのスクリーンには恋する惑星が流れるとか、やるねぇ。
でも恋する惑星を流すってことはフェイウォンのカバーってことになるのかな?
鈴木雅之
今年のベストアクトその2。
むしろ今年の大本命だったんですが見に行けなくて本当に残念。
でも配信で見ることができたし、入場規制も掛かったようなのでJAPANESE BREAKFASTを観てたらギリギリ間に合わなかったかも。
まずMCが意外と面白い。
「私、日本一夏フェスの似合わない男です」
「エナメルのシューズ、これは外せません」
「何が一番暑いってサッシュベルト」
3曲目には早速「違う、そうじゃない」をかましてその後クワマンも呼んでラッツ&スターの曲もやって、なんかもう、ベテランの味たっぷりかましてくれました。
あの場にいた人で鈴木雅之の音楽に普段から触れている人は少ないだろうけど、それでもヒット曲をたくさん持っている人はやはり強い。みんな知ってるもんね。
ラストはソロデビュー曲で締めて終了。うーん、やっぱり現地で観たかった。
角野隼人
前知識はほとんど無かったけどこの人も良かった。
クラシックも詳しくないけど実にふくよかで広がりのあるピアノでした。
ポコポコ叩いた音をループさせてそれに合わせて演奏したり、なぜか裸足だったりと、イメージする「クラシックピアノの演奏」とは少し逸脱したところが結構ツボだったり。
コの字に配置したシンセ、アップライトピアノ、グランドピアノを見て何となくキースエマーソンを思い出したりね。
フィールドオブヘブンで演奏される「主よ、人の望みの喜びよ」がまたあの場所によく似合ってね、見ておいて良かったです。
MOGWAI
MOGWAIの前にずっと真夜中でいいのに。を観ていたけどカメラワークが観づらくて移動。
実はそんなに知らないけど轟音インストバンドくらいの知識しかないです。でもずとまよに比べると随分観やすいからこっちで良かった。
正直、衝撃を受けるとかそういうのは無かったけど轟音好きとしてはあのギターの音は好み。
もうちょい聴きこまないとこの良さは分かりません。でもキッカケにはなったかな。
HALSY〜MURA MASA
風呂入ってMURA MASAに備えようと思ったけど、風呂上がりに見たHALSYが結構良くて。でも途中で終わったのでMURA MASAへ移動。
でもビール飲みながら片手間に見ていたのであまり覚えていないです。
たぶん現地にいてもこの時間帯ならダラダラしていたかも。大道芸とか見たりしてね。
でもそんなことを考えつつも「あ、そろそろフジロックが終わる・・・」という寂しさを感じたりしつつ、配信終了。
そうだ、鈴木雅之の裏で見れなかったエレファントジムをリピートで見なきゃ、でも鈴木雅之ももう一回見たいしなーと思っていたら、朝でした。
せめて始まる時間を見越してアラームでもかければ良かったのに。とほほ。
というわけでリモートフジロック2022が終了を迎えましたとさ。
・ハイネケン4、伊豆エール、ドライホップドへレスで終了
ちなみにドライホップドへレスは横浜にあるビール工房SPICAのものです。
総評
疲れないけど、物足りない!
コレに尽きますね。
配信は配信の良さがあるけど、なんというか体験として内容が薄いんですね。現地に行ったらライブはもちろん他のことも色々楽しめるのに配信だとそれが無い。
でも配信だからこその利点として、疲れない事はもとより移動が楽。時間が被る、または移動がギリギリな場合、一瞬で観れるからね。
そのおかげで観れたアーティストもいるわけだから悪い事ばかりじゃありません。
しかも現地にいるよりたくさんライブを見れたしね。行けなくともフジロックを見れるんだからいい時代ですよ。
でもやっぱり現地で見たいよね。来年こそは行けるといいんだけどねぇ。
FUCKだぜコロナぁぁぁぁぁっっ!