フジロックは「野外ロックフェスティバル」なわけで当然みんなライブを観に来ているんですが、朝から晩までずーっとライブ三昧、というわけでもありません。(そういう人もいると思いますが)
とはいえ初めて行くならイベントの独特なノリとかあるのか気になるところ。
しかし過ごし方というのは本当に人それぞれです。
何しろ主催者であるSMASHの日高社長でさえ以下の発言をしています。
日高:これはよく話すんだけど、「通過しようとしていたステージから初めて聴く音楽に捕まっちゃって、自分の目当てのバンドが見られなかった」みたいなのが、俺の最高の夢なんだよね。あとは、3日間なーんにも見ないで過ごすこと。ビール飲みながら原っぱに寝っ転がって、ステージの音漏れが聴こえてきて、みんなはいろんな格好で楽しそうに歩いてる。それで、今日一日何も見なかった。そういうのもフェスティバル。別にお客さんに強要しているわけじゃないけど、そういう雰囲気にしていきたいと思ってる。
とはいえ、日高社長の理想に近い行動をするというのが正しいというわけでもありません。
私が一つ言えるとしたら、
「自分なりに自由に楽しみましょう」
ということですかね。
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フジロックって、みんなどんなノリなの?
元々ノリがいいタイプではないので、周りに圧倒され疲れないか心配。
みなさん、どのように楽しんでいるのでしょうか?
最前列でがっつり盛り上がって楽しむ人もいれば、後ろの方でのんびりと鑑賞している人もいます。
キャンプサイトでダラダラしている人もいれば、夜中のパレスオブワンダーで盛り上がる人もいます。
親子で来ているならキッズランドで子供達と遊んでいる人もいます。
トリのバンドなのに体力が持たずにグリーンステージ後方で結局寝ている人とかもいます。
人によって何を重要視するかが違うんですね。
はっきり言って楽しみ方も過ごし方も、千差万別で十人十色。人それぞれです。
また、全てのステージが激しく盛り上がる音楽というわけでもありません。
ゆったりした音楽を奏でるアーティストもいますし、そういうステージもあります。
本当にライブとか行くのが初めてでノリがよくわからない、というのであれば真ん中〜後ろの方で楽しむのがいいかもしれませんね。
出演アーティストのガチのファンばかりがいる最前列に身を置くと、どうしていいか戸惑うかもしれません。
でも真ん中〜後方なら周りの雰囲気を見て
「あ、こういう感じなのね」
といった感じで鑑賞できます。その方が落ち着いて観ることもできますしね。
知ったかぶって変なノリになって浮いてしまうよりはいいと思いますよ。
昔の私はライブに行くと前に前にの精神で激しく楽しむ方でしたが、もういい歳なので真ん中あたりで余裕を持って楽しんでいます。
もちろん絶対外せない大好きなアーティストの場合はがっつり楽しむ方ですけどね。
(ライブってもみくちゃになりながらの方が楽しくない?)
(たまに相当しんどいですけどね)
ちなみにどっかで聞いたんですが、フジロックは常連になればなるほど
「動かない」
らしいです。
居心地のいいポイントを場所取りしてそこでのんびりと鑑賞する、ということなんですが、私は欲張りなもんであちこち行って楽しみたい方ですね。
のんびりやるのもガッツリ楽しむのも、全部正しいです。
なんか美味そうなのが売ってたので食べていたら観たいアーティストを見逃した、なんてのもたぶん正しいです。
私はサイレントブリーズにて型抜きにハマりすぎて2つくらい見逃してますけど、それでも楽しかったですよ。
・2016年、型抜きにハマる中年の図
どう楽しむのもあなた次第ですが、当然ながらマナーは守って楽しみましょう。
フジロックで目当てのアーティストが出てない時間って何すんの?
なぜ、嫌いなバンドまで見て楽しまなければならないのか。分かりません。
これはやっぱりみんな気になるでしょうね。
下手すりゃ朝一に観たいアーティストがいて、次に観たいのはトリだからずいぶん時間が空くということもあるかもしれません。
そんな「ぽっかり空いた時間」ができたらのんびりしましょう。
あなたの日常は忙しかったりしませんか?
椅子に座ってビールでも飲みながらゆた〜っと音楽を聴くのもいいもんです。
せっかくだからフジロックで心の洗濯をしましょう。
その他空いた時間で何ができるかといえば、
- フラっと他のステージを観に行く
- 物販を見に行く
- 空いている時間に食事をとる
- 空いている時間に風呂に入る
- ラジオの公開放送を観に行く(出演アーティストがゲストで登場したりします)
- サイン会に参加する
- 大道芸を見てみる
- ドラゴンドラに乗ってサイレントブリーズに行って童心に帰る
- ところ天国の川で遊んでみる
- マッサージを受けて体力を回復
- etc、etc、etc・・・
というか嫌いなバンドが出ているなら別にわざわざ観る必要はありませんよ。(笑)
そんな時こそ上記のことをするのにいい時間帯、ではないでしょうか。
フジロックの出演者の予習は軽くでいいのでしてみよう
暇な空き時間が増えないようにするには、出演者の予習をしておいた方が吉ですね。
フジロックの公式サイトやパンフレットなんかでチェックしてみてください。
- プロフィールが面白い
- 影響を受けた音楽が好みに近い
- なんかすげー評判がいい
- 名前を聞いたことがある
- 好みの顔だ
- etc・・・
等々、本当になんでもいいんです。
それで観に行ったら意外と良かったりすることなんてよくある話です。
通りがかりのステージで何となく観てたらすんごい良かった、なんてのもよくある話です。
空き時間を増やしたくないなら何があるかもチェックしてみよう
それこそどんな飲食ブースがあって、どんなお酒が売ってるのかを公式サイトでチェックするのもいいでしょう。
「あ、これ食べてみたい(飲んでみたい)」
というのも見つかるかもしれません。
空いた時間でそれらを食べに(飲みに)行くのもいいでしょう。
私はクラフトビールをオススメしますね。
上で挙げた「空いた時間に何をするか」はパッと思いついた一例です。
行くのにちょっと時間のかかる(ドラゴンドラで20分)サイレントブリーズでのんびりするのが私的にオススメですね。
オレンジカフェの隣にあるストーンドサークルで世界中の打楽器をみんなで叩いたっていいですよ。
夜中のところ天国で映画を観てもいいですね。
初めて行くならまずフジロックの公式サイトでライブ以外にどんなものがあるのか、ざっとでもいいので目を通しておきましょう。
もし本当に何もすることがない時間ができてどうしよう、というのであればポケモンGOをやっていてもいいんですよ。(実際そういう人は結構いましたよ)
あまり音楽に詳しくないけど、フジロックは楽しめますか?
こんな自分でも楽しめるでしょうか。
これはあくまでも私個人の考えですけど、あまり音楽に興味のない人は行ってもそこまで楽しめないような気もします。
もちろん会場には音楽以外にも楽しめるものはありますが、それらを楽しむために高いチケット代や交通費、宿泊費を捻出できるかといえば・・・、私だったらできないかなぁ。
と思いつつも、読んでいただきたいのがこちら↓
「あんなにたくさんの人が、わざわざ休みを取って大きな荷物を持って山奥まで行って楽しそうにしているのは何が理由なのか知りたかった」とのこと。誰か観たいアーティストがいたわけではないらしいのですが、誘ったところ思い切って今回の参戦を決めていました。
お母様の視点が独特で非常に興味深いのですが、それほど音楽に詳しくない方にはこの記事がとても参考になると思います。
母は61歳でも楽しんでいたので、いままで行けていなくて悩んでいる30代~40代の人も行けばきっと魅力がわかるはず。
と筆者の方が締めくくっているので、行ってみたら意外と楽しめるかもしれません。
それほど音楽にハマっているわけでもなかったのに、会場に行って色んなものに影響を受けて気がついたら立派なフジロッカーになっていた、なんて人もいるようですしね。
自然の中に身を委ねて音楽やその他を楽しむという、ある種の非日常性でハマる人もいるようです。
名前を聞いた事のある程度のアーティストが出演する、というのであれば実際に観てみたらカッコよかった!という事で音楽にハマることもあるでしょうね。
生で鑑賞するのってテレビやラジオで見たり聴いたりするのとまた違いますから。
一番の違いは会場の盛り上がりがダイレクトに自分に伝わる、ということですかね。
そして自分もその盛り上がりを作っている内の一人なんですよ。
フジロックでの過ごし方のまとめ
- 盛り上がりかたは人それぞれ、マナーを守って自分なりに楽しもう
- 初心者ならライブは真ん中〜後方で楽しむことからやってみる
- 空いた時間ができたらのんびりやる
※飲んだり食べたり他のステージを見に行ったりなどなどなど・・・ - 出演者の予習は軽くしておこう
※その方が空き時間も少なくできます - 音楽に詳しくなくても、行ってみたら意外とハマるかもしれないのがフジロック
※「ちょっと行く」には高いかもしれませんが(笑)
観たいアーティストや新たな発見を楽しむというのもアリなんですけど、雰囲気を楽しみに行くというのもアリなんですよね。
とりあえず会場に入ったらあまり焦らず自分なりに自由に楽しんでみてください。
仮に何も見れなくても楽しいの?と思うかもしれませんが、それでもいいんですよ。
それこそ日高社長が言っているように、だらだらビールを飲みながら聞こえてくる音楽に耳を傾けるというのもある意味贅沢な楽しみ方だと思います。
そこでふと今の自分の状況を客観的に見てみると、
「あ、なんかいいかも」
と思えるかもしれませんよ。