行きたいと思っても先立つものが無ければフジロックには行けません。
はっきり言って、お金がかかります。
ではフジロックへ行くには実際に何にどれくらいかかるのか?
ちょっと考えてみましょう。
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チケット代
まずはチケットが無ければどうにもなりません。
フジロックは3日間の開催。
3日間フルで参加するのと1日だけ参加では当然かかる金額にも差が出ます。
2023は以下の通りとなっています。
3日通し券 | 1日券 | 1日券(22歳以下) | |
1次先行 | ¥49,000 | ¥21,000 | ¥18,000 |
2次先行 | ¥52,000 | ¥22,000 | ¥18,000 |
一般発売 | ¥55,000 | ¥23,000 | ¥18,000 |
なお、中学生以下は保護者同伴で無料となります。
キャンプをするのであればキャンプサイトのチケットも必要です。
- キャンプサイト・・・¥5,000(開催期間中有効)
車で行くなら駐車場代がかかります。(2名以上での受付)
3日通し券(S駐車券) | 3日通し券(A駐車券) | 1日券 |
¥18,000 | ¥16,000 | ¥5,000 |
- S駐車券は場内第1駐車場
- A駐車券は会場近隣・徒歩圏内
- 1日券は場外駐車場、会場〜駐車場はシャトルバス利用可能(無料)
交通費
これはもう、どこに住んでいるかによります。
関東圏に住んでいればまだマシですが、九州や北海道に住んで入れば当然それだけ交通費はかかります。
越後湯沢駅までの交通費を計算しておきましょう。
会場までのシャトルバスは¥1,000かかりますので事前に用意しておくのがいいですね。(会場から越後湯沢駅までは無料です)
車で行くというのであればガソリン代がどれくらいか考えておきましょう。
遠方に住んでいる場合、フジロックには「オフィシャルツアー」もあるので、選択肢の一つとして考えておくのが良いと思います。
グッズ代
【目安】
- パンフレット・・・¥1,500?
- Tシャツ・・・¥3,500〜
- タオル・・・¥1,100〜
フジロックオフィシャルグッズやアーティストグッズなど、色々と売っています。
中でもTシャツ類は定番なので購入を考える人もいるでしょう。
大体¥3,500〜¥4,000くらいでしょうか。
購入を考えていなくても、タオルを忘れた、Tシャツが足りないといったことがあれば購入することもあります。
最近の私はパンフレットくらいしか買いませんけどね。
ちなみにパンフレット(+せんべいとか)は越後湯沢駅にも売っています。
もし購入するならこっちの方がすぐ購入できるので会場で並んで買う必要はありません。
・シャトルバスへ向かう途中に売ってますよ。
飲食代
【目安】
- ソフトドリンク・・・¥250
- ビール・・・¥650
- 食事・・・¥500?〜
フジロックは体力勝負、飲まず食わずだと倒れます。
特に晴れると暑いので水分を取らないと、倒れます。
会場内での飲食もフェスの内。
色々と美味しそうなものが売っているので飲食も楽しみましょう。(もち豚美味しいよ!)
もし節約したいというのであれば、自分で何かしら持っていくのがいいでしょうね。
でも自分で何か食料を持って行く場合は夏なので食中毒には十分気をつけてください。
特に水は会場だと高いので数本持って行ってもいいと思いますが、私は大抵1本くらいしか持って行きませんね。
何か食料を持って行く場合、ゴミはちゃんと決められたところに捨てるか持ち帰りましょう。
混雑してくると並ぶのが面倒なので、私は一応カロリーメイトを持って行きました。
でも結局出番はありませんでしたね。
ちなみに私の後輩は夜中に場外の売店でどん兵衛を買って食ってました。
キャンプ用品
【目安】
- テント・・・¥10,000前後〜¥20,000前後
- マット・・・¥1,000もあれば
まずはテントが必要です。
それプラス、テントに敷くマット、寝袋かそれに準ずるものは必要です。
値段はピンキリみたいなところがあるかもしれませんが、サンシェードはやめておいた方が無難です。
私は10年前にモンベルで買ったテントを使っていますが、今も普通に使えてますよ。(フジロックでしか使わないからかもしれませんが)
宿泊費(キャンプをしない場合)
キャンプの方が安く済みますが、初期投資としてテント類を購入するとそれなりに金額はかかります。
初めて行くのであればホテルや民宿を予約するのも正しい選択です。
そっちの方が設備が整っている分、疲れも取れやすいですからね。
なお、宿を予約するなら早めに動いた方がいいですよ。
フジロック直前になってからでは遅すぎるので計画的に予約しましょう。
SNSで「宿シェア」をしているフジロッカーを探す
それでも予約が取れない、というのであればSNSを活用しましょう。
ツイッターやフェイスブックでは「宿シェア募集」をしているフジロッカーがいますので条件が合えば宿を確保することができます。
1人分の宿だとどうしても金額も高くなりがちですが、みんなで泊まればいくらか安く泊まれるし宿の確保もしやすいかと。
何より宿で出会った人たちと仲良くなれば1人参加のはずがより楽しいものになるかもしれませんからね。
みんなで「○○が良かったよー」とか感動を共有できる方がきっと楽しいですよ。
早く予約しないと取れない、宿泊費が高くつく、といった面があるのでキャンプとホテルのどっちが良いかというのは人それぞれです。
キャンプに抵抗がある人は、
- 早めの予約
- SNSで宿シェア
この辺を踏まえて探してみましょう。
その他必要なもの
雨具
【目安】
- ポンチョ・・・¥2,000前後〜
- レインウェア・・・¥2,000、¥3,000くらい〜¥10,000、¥20,000くらい
雨が降るフェスなので持って行くべきです。
ビニールの雨合羽よりは、レインウェア上下かポンチョがオススメです。
アウトドアブランドのものがいいのですが、値段は高いのでホームセンター等で選ぶのもありかもしれません。
意外な穴場はワークマンです。
アウトドアブランドなら軽く一万円を超えてしまいますが、ワークマンなら¥3,000〜購入できます。
折りたたみイス
【目安】
- ¥2,000前後〜¥10,000前後(モノによりけり)
休憩するのに必要です。
それ以外でも座ってのんびりライブを観たり食事をしたりと、あった方が絶対良いです。
会場内にイスが全く無いわけではありませんが、数が少ないので座れるとは限りません。
というか基本的に会場にイスは無いと思ってください。
だからといって地面にそのまま座ると結構お尻が痛いですよ。
雨が降ったらドロドロなので座るのもためらわれるでしょうね。
そんな時に折りたたみ椅子に座っている人を見たら
「持ってくりゃ良かった・・・!」
と思うかもしれません。
越後湯沢駅や会場外の売店でも売ってますが、なるべくなら用意しておきましょう。
用意できない場合はレジャーシートくらいはあった方がいいです。
長靴かトレッキングシューズ
【目安】
- 長靴・・・¥3,000台〜
- トレッキングシューズ・・・¥10,000前後
山の中で雨の降る確率高いフェスなので、できればどちらかを用意した方がいいですね。
トレッキングシューズは値段が高い、というのであれば長靴にするとか。(日本野鳥の会の長靴がオススメです)
用意しないというのであれば、スニーカーを何足か持って行く方がいいと思います。
移動用のカバン
何かしら持っていれば買う必要はありませんが雨具や細かい荷物を入れておくのに必要です。
理想を言えば手ぶらで会場内をウロつきたいところではありますが、フジロックはアウトドアです。
何も用意しないで山の中をウロつくというのはちょっと危ないかと。
その他、ライト、モバイルバッテリー、日焼け止め、虫除け・・・etcと、結構必要なものはあります。
ただし、すでに持っているものがあれば新たに買う必要はありません。(1個じゃ足りない、というのであれば買い足しましょう)
参考までに、2泊3日で行った私の場合(2017年度版)
- 前日の宿泊費
- チケット代
- 交通費
- 雑費
キャンプ用品、長靴、雨具は持っているので購入する必要はありませんでした。
内訳を簡単に説明します。
前日の宿泊費
¥3,000
上野駅から始発の新幹線で向かうために前日は上野に泊まりました。
寝れたらそれでいいので楽天トラベルからカプセルホテルを予約。
もちろん始発で行かない、または近くに住んでいるという人はわざわざ予約する必要はありません。
越後湯沢に着いたらバスで会場まで向かいますが当然行列になるわけです。
始発で越後湯沢に着いても意外と行列が長いんですよ。
てことはそれより遅く越後湯沢に着くとバス待ちの行列はもっと長いのでは?と予想して私はいつも上野で始発の新幹線に乗ります。
会場に着いたら余裕を持ってテントを張って、のんびり腹ごしらえしてから最初のアクトを観たいですしね。
チケット代
2日券:¥36,000
キャンプサイト:¥3,000
計:¥39,000
これが無いとどうにもなりません。絶対に必要です。
早割ではなく通常購入で近所のコンビニで購入しました。
2日券とキャンプサイトのチケットを合わせて¥39,000です。(発券手数料は含んでいません)
交通費
¥12,380
私は神奈川に住んでいますが、ここでは上野駅からかかった金額を書いておきます。
- 上野〜越後湯沢・・・往復¥11,880(片道¥5,940)
- シャトルバス・・・¥500
雑費
¥20,000
会場で使った費用です。
細かくどれにいくら使ったかは、はっきり言ってわかりません。
ざっくりと1日¥10,000でやったので2日間で¥20,000を見ています。
もっとも多く使ったのは飲食です。
食事は大体一回¥500円〜¥800くらい。
お酒は一杯¥500〜¥700くらい。
水やソフトドリンクは¥200。
モノにより値段が変わるので「大体これくらい」と考えてください。
その他使った内訳は、
- ドラゴンドラ・・・¥1,500(往復料金)
- 型抜き・・・1回¥100×5回くらい?
- 風呂(会場の苗場温泉)・・・1回¥500×2
- マッサージ・・・¥1,000×2
- パンフレット・・・¥1,500
- せんべい・・・¥500
- タオル・・・¥1,000
といったところですかね。
これらをざっくりと¥20,000でやってみました。(正直、飲みすぎた感もあるのですこ〜し足りなかったかも・・・?)
というわけで、合計で¥74,380かかっていますね。
2017年はこれくらいかかりましたが、基本的には毎年それほど変わらないと思います。(「今年はグッズを買おう」とか「色々食べよう」とか思うと増えていきます)
その他、事前に細かいものを買い足したりはしました。
初めて行くのであれば、これにキャンプ用品代か宿泊費、雨具、長靴かトレッキングシューズ代、そしてイスなどなど・・・のお金がかかると思ってください。
値段だけ見ると高くて嫌になりますが(笑)、この値段を一回で全部支払うわけではありませんしね。
一番いいのは、1年くらいかけて資金を徐々に貯めていくことです。
月々¥○○貯めていけばちょっとは足しになるかな?くらいでやるのがいいと思います。
私はあまり計画性が無いので、ボーナスをあてにする傾向があるんですけどね・・・。
なるべく節約したいならレンタルがオススメ
キャンプ用品、イス、雨具、トレッキングシューズを一気に揃えるとさすがに予算が高くつきます。
そんな時はフジロックで必要なものをレンタルしてみませんか?
レンタルの利点は、
- キャンプ用品を用意しなくても良い(荷物の準備が楽)
- 購入するより安い(今後フジロックへ行くかまだ分からないなら特に)
- フジロックでしか使わないものを家に置いておく必要が無い(邪魔にならない)
- 会場で受け取り返却が可能
といったことでしょう。
身軽に、安く済ませられるのであれば、レンタルも一つの選択肢として考えてみましょう。
そらのしたならキャンプ用品一式から、雨具やトレッキングシューズまでレンタル可能です。
まだ何かしら購入していないのであれば、一度見てみることをオススメしますよ。